テーマは『速読VS熟読』。

これは読書家の終わりのなき論争です。

読書家の方は「速読派」の人が多いように思われます。
しかし出口治明さん(注)のように、「嫌いな言葉は『速読』」と言う読書家もいます。
(注)立命館アジア太平洋大学学長、ライフネット生命創業者

果たしてどちらがよいのでしょうか?


【読書方法】速読VS熟読どっちがいいの?

まず読書の方法を以下の3分類に分けました。

  • 速読①フォトリーディング:1分で1冊読む。右脳で読む。
  • 速読②正統派速読:1日で1冊読む。拾い読み、ナナメ読み。
  • 熟読:最初からじっくり読む。

速読は「フォトリーディング」と「正統派速読」の2種類存在します。

3種類のうちどれがいいのか。

結論から言うと、「本によって変える」がいいでしょう。

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速読に適した本、熟読に適した本

フォトリーディング

フォトリーディングについてですが、正直なところわかりません。すみません。。。私はフォトリーディングができません。

ただ『瞬読』というフォトリーディングの本を読んだところ、「読む本の分野に関する基礎知識がないとフォトリーディングは不可能」と書いてありました。

なるほど、どんな本でもフォトリーディングで読めるわけではなく、基礎知識がある分野の本じゃないとダメなんですね。

この記事の後半に、フォトリーディングを習得するための本を紹介しているので、興味がある方はぜひチャレンジしてみください。

正統派「速読」

  • 正統派「速読」に適した本:「ビジネス書」「新書」「精通している分野の本

ビジネス書」と「新書」は薄い本が多いということに加え、「主張がただ一つである」という点で速読しやすいです。

全体を通じて一つの主張があり、その主張の根拠となる主張が列挙されています。

冒頭の文を読んで主張が理解できれば、あとは思い切って読まなくていい。
理解できなければ読めばいい。
こうして速読が可能です。

また、「精通している分野の本」は差分だけ読めばOK。
自分が既に知っている内容は読まずに、知らない箇所だけ拾い読みすればOKです。

熟読

  • 熟読に適した本:「分厚い本」「古典」「初めての分野の本」「小説

熟読はそれ以外の本となり、「歴史物」なんかがそうです。
歴史の流れを追いながら、その背景や人物を理解していく。

小説も同じですね。
小説は人物の「心情の移り変わり」が大事なので、読み飛ばして読むことはできません。
(そもそも小説を読み飛ばして読んでおもしろいのかという話もあります)

速読に近づけるための技術

「古典」や「初めての分野の本」は熟読せざるを得ないですが、それでも速読に近づけることは可能です。

単純な話、その分野に精通すればいいのです。

具体的には、先に以下のことをやります。

入門書を読む

入門書はその分野の新書などです。

例えば『資本論』を読みたいなら、先に『高校生からわかる「資本論」』(池上彰著)を読みます。

「flier」で要約を読む

flier」(フライヤー)は本の要約サービスです。
私はそもそも本を購入する段階で、flierを見てから決めることも多いです。

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マンガ版を読む

マンガ版はその名の通りです。最近はマンガ版ブームですね。かなり増えてます。

例えば『サピエンス全史』を読みたいなら、先に『まんがでわかる サピエンス全史の読み方』を読んでから読むのが手です。

以上の方法を駆使すれば、熟読本も限りなく速読に近づけるようになります。

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速読の習得におすすめの本

フォトリーディングを習得する本

フォトリーディングで有名なのは以下の2冊です。
興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。

正統派速読

明治大学教授の齋藤孝さんの本です。
こちらの本でも、難解な本は先に入門書を読むことが勧められています。

少し古い本ですが、ビジネスパーソンに向けた速読本としてはベストでしょう。
「レバレッジメモ」というメモを使ってビジネスに活用する方法が書かれています。

正統派の速読本の代表格です。
読書の初心者向けで、限りなく入りやすいところから読書をすることを勧めています。

【読書方法】速読VS熟読どっちがいいの?【まとめ】

読書の分類とそれに適した本

  • 速読①フォトリーディング:1分で1冊読む。右脳で読む。
  • 速読②正統派速読:1日で1冊読む。拾い読み、ナナメ読み。  
  • 熟読:最初からじっくり読む。
  • 速読に適した本:「ビジネス書」「新書」「精通している分野の本
  • 熟読に適した本:「分厚い本」「古典」「初めての分野の本」「小説

速読に近づけるための技術

  • 入門書を読む
  • flier」で要約を読む
  • マンガ版を読む

いかがでしょうか。

ぜひ速読、熟読それぞれにチャレンジしてみてください。

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